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肺がんとROS1融合遺伝子ROS1融合遺伝子とザーコリ®

ザーコリ®は、ROS1融合遺伝子という遺伝子を持っている肺がんに効果が期待できる分子標的薬です。
ROS1融合遺伝子とは、ROS1遺伝子と他の遺伝子(融合パートナー)が融合してできた異常な遺伝子です。ROS1遺伝子からできるタンパク質は、細胞増殖に関わるタンパク質などを活性化させて必要な場所に必要なだけ細胞を増殖させます。しかし、ROS1融合遺伝子からできたタンパク質(ROS1融合タンパク)は、合図を受け取らなくても常に細胞増殖に関わるタンパク質などを活性化させてしまうため、無秩序に細胞が増え続けます。
この遺伝子が原因となっている肺がん患者さんは、非小細胞肺がんの患者さん100人のうち1、2人程度だといわれています。

がんのメカニズム

ザーコリは、ROS1融合遺伝子からできたタンパク質に作用し、細胞増殖に関わるタンパク質などの活性化を妨げることで、がん細胞の増殖を抑えます。

ザーコリのメカニズム

監修:国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 副院長 呼吸器内科長 大江 裕一郎 先生


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